タイへ行ったら一度は行きたい水上マーケット「ダムヌーンサドゥアク水上マーケット」
「ダムヌーンサドゥアク水上マーケット」
(ラーチャブリー県)




「タイの水上マーケット」というと、ほとんどの人がここのイメージを思い浮かべます。それもそのはずで、旅行パンフレット等に掲載されている水上マーケットの写真は、通常はダムヌーンサドゥアクのものが使われているのです。ただし、その写真のほとんどはかなり昔のもので、写っているような素朴な風景はもう見られません。
とにかく、外国人観光客には大人気のスポットです。初めてタイを訪れる人のほとんどが、ここへやって来ます。ダムヌーンサドゥアク水上マーケットはバンコクにあると思っている人も多いですが、実際にはバンコクの隣の隣の県のラーチャブリー県のダムヌーンサドゥアク運河にあり、バンコクから西へ80kmほど離れています。
この運河の「ダムヌーンサドゥアク」という名前は、ラマ5世によって名付けられたものです。個人でも行くこともできますが、距離があるのとオープン時間の関係で現地に比較的早い時間帯に着かなければならない事情からツアーを利用して訪れるのが便利です。ツアーはローズ・ガーデンなどと組み合わされていることも多いです。ツアーで行くと、市場の手前にあるボート乗り場で下ろされます。そこからわざわざボートに乗り、約20分間運河を巡りダムヌーンサドゥアクへと向かいます。
元来、観光用に作られた水上マーケットではありますが、ものすごい数の観光客が連日押し寄せています。いかにもタイらしい異国情緒が味わえる場所なので、それもうなずけます。とはいえ、最近の変貌ぶりはすさまじいものがありますね。狭い運河に船外機付きボート(ルア・ハーンヤオ)があふれだしたのです。以前はもっと小型のエンジン付きボートが主流だったのだのですが。そして、これらのボートによる大渋滞が起こり、ボート自身が身動きが取れないだけでなく前方のボートの排気ガスが後方のボートにふりかかり乗客は必至でハンカチで鼻と口を覆うという構図が出来上がってしまったのです。
タイの人達の間では、最近では水上マーケットというとここではなくサムットソンクラーム県にあるアムパワー水上マーケットの方です。しかし、ダムヌーンサドゥアクがバンコクから手軽に行ける水上マーケットであることには違いありません。まあ、いろいろと問題はありますが、いかにもタイらしい異国情緒を味わ得る場所ですので、ぜひ一度は行ってみてくださいね。
[詳細] タイランド・ライブラリー

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